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第6ぶろぐ

零の軌跡 感想

主人公の兄貴が死んでから3年。
兄貴と同じ捜査官となった主人公が故郷に戻ってきて、
兄貴の殺害の真相を追いつつ、
大国に挟まれ、欲の渦巻く都市の闇と戦う話。

舞台設定は特に問題なしだったんだが、
やってみると思ったほど政治的な要素が少なく、
ちょっと残念に思ったところ。

主人公の職業が捜査官ということで、
捜査系のイベントが多いわけだが、これが今一つな出来。
慣れてないジャンルってのもあるんだろうけど、
なんか雑な感じがしたなぁ。

それと今までの英雄伝説とはちょっと毛色が違く、
数々の街とかをどんどん歩いて行くわけじゃなく、
冒険してる感じがなかったのが少し残念。
テーマで考えれば冒険の要素は無くて当たり前なんだけど、
個人的に物足りなく思ったところかな。

サブクエスト、住人達の描写に関しては、まあまあかな。
でもやっぱり一つの街を舞台にしてるのが辛いのかな?
住人ストーリーの内容は多いんだけど、密度が薄い気がする。
各住人達のイベントというか、ストーリーがあってもいいと思う。
少なくとも前々作までは、それぞれにもっとしっかりとしたストーリーが
あったと思うんだけどね。

さて、メインシナリオというと、
本格的に動き出し始めたのが、3章後半と遅かったが、
そこからかなり楽しめた。
もちろん旧作の登場キャラ、レクターとキリカの活動、
エステル、ヨシュア、レンの関係描写もよし。
今回の主人公たちが追う事件とよく絡めてたな。

そして今作のラスボスは、まさかそんな人物になるとは
思ってもみなかったから驚き。
「結社」絡みのやつがラスボスになると思ってたのになぁ。
ま、キャラの素材としては良かったから、
あいつがラスボスになるって分かった時はワクワクしたけど、
案外安い感じのラスボスになったのが残念。
どう考えてもワイスマンには届かないねぇ。

と、満足しきっていない箇所が多々あるけど、
後半のストーリー展開、キャラの絡みがよく、
特にラストダンジョンに乗り込む前はアツくてよかったと思う。
そして、メインではないけど、レンのところは卑怯だ。。。
前作までやってないとわからないと思うけどね。
やっぱり「楽園」の描写はもうちょっと必要だと思う。
最悪に入る部類ではあるけど、それがあってこそな気がするんだよなぁ。

そんなこんなで、ストーリーに関しては、とりあえず納得って感じか。
伏線が大量に増えたことが気になるけど(笑
今回の裏幕、兄貴の殺害犯、アリオスの過去、ベルの意味、
レクターの活動、鉄血宰相の思惑、帝国と共和国の話し合い、
キーアの能力と、その存在価値、IBC総裁。
前回からの伏線でまともに解決したのがレンの一件だけに対して、
増えてる数が半端じゃないんだが。。。

今回大体の場所には行けたとは思うけど、
次回作もクロスベル継続の可能性があり得そうだ。
特に、キーアとベルの意味、兄貴殺害の件については全く解決してないしね。
んー、次回作も期待せざるおえないな(笑


さて、細かいところに移ると、まずはキャラかな。
正直主人公クラスで良かったと思うキャラは少ない。
今までと比べると、やっぱり描写が弱い気がする。
強いて言えば、ランディか。
でももう少し過去の描写ほしいなぁ。

ティオの描写は、やるべきところは全てやった感じだけど、
なんかさらっと説明した感じで物足りなかった。

エリィについても同様。
思った以上にさらっとしてたなぁ。

ロイドはまだ沢山ありそうだけど、出しきってない感じ。

んー、全体的に次回作のことも含めて出しきらないようにしてるのかねぇ。
でも、ティオとエリィについてはあそこまでだと思うしなぁ。


音楽については、まだ足りない。
イベントシーンに凄くあってて、
話を盛り上げるようないい曲があるにはある。
でも、もっと沢山いい曲作れるんじゃない?
と、期待があるだけ、ハードルが高くなっちまうなぁ(笑


戦闘システムは、大して不満は無いけど、
フィールドで攻撃するのがちょっと面倒だったかも。
ま、レベル差が開いてるとフィールドでの攻撃で敵を倒せちゃうのは楽だったけどね。
でも、基本攻撃を加える+バックアタックを決める必要があって、
そこがちょっと手間だったかな。


ともあれ、後半の盛り上がりは良かったし、悪くないと思う。
全体の作り込みは丁寧だし。

オススメするか、と聞かれると、正直微妙なところ。
空の軌跡シリーズを一通りやってて、
続きが気になるって言うならやるべきだと思うけど、
新規でここからやるのはちょっとなぁ。
どうせやるなら、空の軌跡FCを推したくなるねぇ。

そんなわけで、どうせやるなら空の軌跡FCからどうぞってことで(笑



考察。
相当ネタばれ。

結局キーアとは何だったんだろうか。
記憶と知識の共有?
グノーシスを利用した人物たちとキーアの間には、
何らかのネットワーク的なもので、全ての記憶と知識を集約出来て、
その核になるのがキーアなのかねぇ。
「導力ネットワーク」ってキーワードが出てるのが気になってて、
ネットワーク関連がキーになると思う。

IBC総裁、レクター、鉄血宰相は全部繋がりがあるんじゃないだろうか?
IBC総裁がクロスベルの市長になることが狙いだったんじゃない?
そういう意味で、IBCが攻め込まれた時点で、鉄血宰相の狙い通りだったんじゃないかな。
それでレクターのあのセリフが出てきたんじゃないかと読んでる。

となると、IBCが攻められるきっかけを作った人物が、キーアを鞄に入れた犯人?
マリアベルについても怪しんだよなぁ。
競売上で人形を競り落としたら、「本来の持ち主と話し合って、取引をして手に入れる」ような
話をしてた。
ここでいう「本来の持ち主」ってヨアヒムのことだったんじゃないのかな?
「取引」については何だろう?
グノーシスで構築したネットワークを利用するとか?
その仕組みを教えてもらうこととか?

でもそうなるとだ、IBC総裁、またはマリアベルのどちらか一方だけが
「使徒」になるとは考えにくいし、2人とも「使徒」ってことはあり得ない。
この2人はあくまでも駒なのか?

あと、ガイ関連の墓が3つあるのも気になる。
ガイ本人のはいいとして、アリオスの奥さんと、文字の読めない墓か。
シズクの目が見えなくなった原因と含めて、何らかの関係がありそうだ。

ベルについては、あの鳴っていたベルが何だったのか。
寺院、塔、街中にあるベル。
ほかにベルはないんだろうか?
空の軌跡から考えると、全部で4つありそうな気がするんだけどね。

あとラスボスの台詞。
これからクロスベルに混乱が来るっぽいことと、
ヨアヒムの望みは叶うようなことを言っているのが気になる。
結局倒されるのも誰かの予定通りなのか?

そして最後に、わたしをみつけて。
やはりあのキーアは完全じゃないんだろうね。
グノーシスで構築するネットワークに取り残されてるとか?
ベル4つ鳴らして封印的なものを解くとか?

いろいろとキーワードがあってわからんなぁ。
やっぱり伏線広げ過ぎだと思うんだ。。。
俺が生きてる間に完結するのかねぇ(笑
by dairoku6 | 2010-10-20 01:31 | ゲーム
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